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大変ご無沙汰しております。
生活環境がここ1年でガラッと変わり私生活がなかなか多忙で
更新ができておりませんでした(;'∀')
この1年で随分と日本も不妊治療も変化をしましたね
とてもありがたい話ですね!
血液検査ですべての必要項目をしようと思うと
大体自己負担で3万円~5万円くらいかかりますし
人工授精(AIH)も1回安くても2万円くらいはしますし
それが保険適用となるとかなり助かりますよね、、、、
それに加えて助成金制度も改める方針みたいですね。
ふーむ、なかなか菅総理は目を付けるところが独特ですよね(個人的な意見)
普通に生活をしていても不妊治療とかに触れる機会ってそうそうないと思うんですよ
ましてやこんなことを言ってしまうと語弊が生まれますが
菅総理のように結構ご年配の方だと特にそういったことに
気が付かなかったり、理解がなかったりわからないと思うんです。
そういった点では、賛否両論ありますが菅総理はなかなか
視野を広く見られているのかな?政治的なことは全然わかんないけどw
ちなみに助成金とは⇓
本来なら採卵~胚移植まで初回30万円、2回目以降は採卵~胚移植または凍結胚移植で15万円と減額してたしか3回まで助成してくれていました。(奥様が41歳未満の場合は6回まで)
(※地方自治体によって金額や回数が違いますのでお住いの役所でご確認ください;)
ただし所得制限と年齢制限があり
ご夫婦の合計所得が730万円未満が助成対象。
治療開始時に奥様が44歳以上の方は助成を受けられない
これに対し政府は体外受精の助成金制度の回数制限も体外受精を受けて
ご出産まで至った場合には第2子を希望する際さらに助成6回分を認め
助成金額も1回あたり最大40万円まで引き上げる方針だとか!!
年齢制限に関しては加齢とともに受精卵の着床率が低下していくので
とりあえずはこのまま現状維持らしいです....
いま現在治療を進めていられる読者様の中にもしこの助成金制度
まだ受けていらっしゃらない方がいたらすぐに役所と通院中のクリニックの方に
ご相談くださいね(>_<)
治療から1年経過したら受けられなくなっちゃいますから;;
わたしの勤めていたクリニックは院長がかなり気が付いて親切な方だったので
いつも「お会計の時に助成金受けれるよって言ってあげてね」と私たちに指示してくれていたのですが(私たちも年齢や治療内容を必ず確認してお声掛けしてました)
やはりクリニックによっては患者様が聞かない限り教えてくれない所も
沢山ありますので、気を付けてくださいね。
久しぶりの更新でしたが、不妊治療の記事って感じでもなく
申し訳ありませんでした💦
次回からまたしっかりと更新していきますので
ぜひまた目を通していただけたら幸いです。
コロナウイルスの第2波がやってきましたが
どうか皆様お体ご自愛下さい。焦りは禁物です
ご質問等ございましたらコメントからどうぞ(/・ω・)/
男性不妊の原因と改善法について
こんにちわ!ついに10連休に入りましたね!
最近かなりバタバタしていましてご無沙汰していました(;_;)すみません
先日主人との会話でこれは是非ブログで書こうと思ったのですが、
なにやら主人がネットニュースを見ていると
男性不妊症について書かれていたそうです。
ざっくりと内容をゆうと
精子の数が減少・奇形精子の増加・運動能力の低下
などによって男性不妊症が急増しているとの事でした。
それをみて主人が
『俺も精子減っていってるのかな…妊娠希望じゃなくてもなんだか男のプライド的にやだなあ…どうしたらいいかなあ?』
って言っててその時は軽くスルーしたんですが
よくよく考えると確かに私がいたクリニックは泌尿器科の先生もいたので男性不妊外来もあったんですが
20代30代で無精子症や精子減少症の方がたくさんいらっしゃって他人事ではないなって。
NHKのクローズアップ現代でも取り上げられていましたが本当にいま男性不妊が増えています。
とゆうことで今回は男性不妊について詳しくお話ししたいと思います。
まず、男性不妊といってもその内容は様々ですが
多い順に並べると下記のようになります。
1位 乏精子症(精子減少症)
↪︎精液検査で、精子の数が1ml中1500万を下回る状態をいいます。 精子の運動率やまっすぐに進む率、高速で動く率などもみて、総合的に判断します。自然妊娠するには1ml中4000万以上が望ましいとされます。
精子の数が少ない原因には、精索静脈瘤のほか、精巣の働きが悪く精子がつくられにくい造精機能障害などがありますが、原因不明も多いのが現状です。
2位 無精子症
↪︎ 射精した精液中に精子が見あたらない状態をいいます。無精子症には、精子が全くつくられていない場合(非閉塞性無精子症)と、精子がつくられていても通路がふさがっている場合(閉塞性無精子症)とがあります。
3位 精子無力症
↪︎ 精液検査で前進する精子が40%未満の場合、精子無力症と診断されます。
何らかの理由で精子をつくる機能が低下していると考えられます。乏精子症と重なっておこることが多いのが特徴です。
4位 ED(勃起不全/性機能障害)
↪︎ セックスのとき十分に勃起しない、勃起が続かないことをいいます。マスタベーションは可能であるが、性交渉のときは勃起しないというパターンも多くあります。
典型的な例としては男性が性交渉に神経質になっていることです。妻から「今日は子どもをつくる日」「今日でないとまた来月になってしまう」などといわれると、途端に状態が悪くなる場合もあります。
この他にも射精時、精液が膀胱に逆流する逆行性射精や
精索静脈瘤を有し、精子形成障害をきたしている方など様々な原因があります。
では、なにをどうやれば健康で元気な精子を増やしていけるのか?となるのですが
まずはやはり現代人の大きな課題でもある
生活習慣の改善が第一です!!!
具体的には
⚫︎ウォーキングなどの軽めの運動(メタボ対策)
⚫︎1日3食、バランスのとれた食事(亜鉛が含まれる牡蠣やピーナッツ、ビタミンC、ビタミンEなど抗酸化物質)
⚫︎1日7時間程度の長さで、決まった時間に就寝、起床する睡眠
⚫︎長風呂をせず、長時間のサウナも避ける
⚫︎自転車、バイクに長時間乗らない
⚫︎ 長時間座ったり足を組まない。下半身を締め付けない
⚫︎深酒しない
⚫︎禁煙
⚫︎特異なマスターベーションの方法は避ける(通常と異なるマスターベーションだと性交渉の時射精が難しくなったりEDになりやすいです)
生活習慣病があると精巣の働きが悪くなります。 ホルモン環境を整えるのには、きちんとした栄養分と十分な睡眠をとりストレスを溜め込まないことが大切です。精巣は温めると精子を作る力が落ちます。飲酒、喫煙は精子を作る力を落とすと報告されていますので 可能であれば健康のためにも禁酒、禁煙を目指していきましょう!
デスクワークがメインな人もあまり良くないですね。血流が悪くなります(仕事だと仕方ないんですが;主人はよくしていたのですがマメに散歩やストレッチが出来る人はしましょう!)
あと、つい焦ってしまう気持ちをぐっとこらえて性交渉はできるだけ自然に誘えると男性もプレッシャー感じることがなくなると思いますので
難しいですがここはひとつ一肌脱いであげてください(笑)
男性ってほんと女性に比べるとかなり神経質でプレッシャーに弱いですから(笑)
女性も焦ってしまいがちですが、性交渉は大切なコミュニケーションでもありますのでお互いリラックスして時間を楽しめるのが一番理想ですね(^^)
しかし!!!ほかになにかないのか!?って方もいますよね。 勤めていたクリニックではL-カルニチンのサプリをオススメしておりました。 L-カルニチンは健康な精子を生成する手助けをする他に卵子の質を高めるのにも効果があるそうで ご夫婦でご購入される方が大半でした。
しかしこれがめちゃくちゃ高かったです笑
1日3回 1ヶ月分で約1万5000円でした_:(´ཀ`」 ∠):
1万円ってウチの電気代ですよ!?←
通販はないのかなと思いネットで全く同じものを検索してみた所
ありました。うちの不妊クリニックでも実際売ってたんで安心安全でかなりオススメですがやっぱり高い。。。
しかしサンプルを私も頂きましたがたしかに粉末で飲みやすかったし、なんかハイシーみたいなすっぱさでヨーグルトとかにかけると美味しかったんですが
それにしても高い。。。。。←しつこい
ただでさえ治療費がかさむのにって感じですよね
そこでご紹介させて頂きたいのがコチラ!
葉酸とか女性向けサプリは選ぶのに一苦労なくらい豊富なのに精子を育てる男性向けサプリメントって本当に少ないんですよね…
このサプリは総精子数、精液量を増大させる効果が実証された成分「プリマビエ」他、コエンザイムQ10、ビタミンC,E、亜鉛と、精子の育成をサポートする成分を配合していて 精子を大事に育ててあげるのにおススメです! 大手メーカーから販売されているので安心です(^^)
詳細を詳しく知りたい方は画像を クリックしてみてください(^^)
なかなかパートナーにこうゆう話しずらくて治療が前に進まないって方もたくさんいると思います。
よくうちのクリニックでも『検査を受けてって言いにくいから先生から上手い事言ってくれませんか?』 なんて要望もよくありました! 院長は全然かまいませんよ〜次回お二人でいらしてくださいねって慣れた感じで対応してました(笑)
なかには院長相手にプライドが高く頑なに検査を嫌がる方もいらっしゃいました。
しかしやはりそこはさすが院長。知識と経験で見事に論破していらっしゃいました(^^)若干おこでしたが(笑)
なかなかごデリケートな事なので、言いにくいと感じた時は同じように担当医や看護師さんに一度お願いしてみてください(^^) やはり患者からの言葉より医療従事者からの言葉では説得力が違いますからね!
大切な検査だとゆう事をしっかりわかってもらって
二人三脚で頑張っていきましょう!
では、今回はこの辺りで!
排卵誘発剤と多胎妊娠
こんばんは。更新が遅くなりました;
産後から約1年、旦那さんとまともにデートが出来なくなり寂しかったのですが(遠出はだいたいじぃじばあばと一緒だった(笑))
先日やっと久々に某動物園でデート出来ました!息子もいっしょに!
旦那さんとは交際期間含めもう5年一緒にいますが
いまでもイケメンでだいすきなのでほんと幸せです!
さて、今回は排卵誘発剤についてお話させて頂きますね!
通常卵胞(卵子)は一個しか発育しないような仕組みが働いているのですが、排卵誘発剤を使った場合
種類によっては複数個の卵胞が発育し、排卵されることがあります。
通常は排卵障害のある患者様に行いますが
妊娠率を上げるために正常排卵周期を有している患者様にも行うことがあります。
人工授精や体外受精では排卵誘発法を併用することによって妊娠率が上がりますので、人工授精や体外受精では、排卵誘発法を併用することがよくあります。
簡単にゆうと、通常ひとつの卵子を育てているものを
お薬の力を借りて一周期で卵子を複数個発育させて妊娠率をあげるとゆうことです!
排卵誘発剤は内服薬とお注射があり種類はいくつかあります。
大きく分けると卵子を育てるための薬と排卵を促す薬に分けられます。
⚫︎クロミフェン製剤(クロミフェン、クロミッドなど)
脳の下垂体に作用して間接的に卵巣を刺激する飲み薬です。そのため、作用が比較的弱く副作用もほとんどありません。
⚫︎ シクロフェニル(セキソビット)
クロミッドと同様に排卵誘発剤として使用されます。クロミッドに比べ排卵誘発効果は弱くなりますが、クロミッドとは異なり頸管粘液の減少や内膜が薄くなることがありません。
クロミッドの副作用が強く出る方にはおすすめの薬剤です
⚫︎ アロマターゼ阻害剤(フェマーラ、レトロゾール
アリミデックスなど)
女性ホルモンの産生をおさえる作用があり、現在は閉経後の乳がんの治療薬として採用されている薬ですが、最近クロミッドが無効な排卵障害の治療薬として婦人科でも使われるようになりました。
⚫︎ゴナドトロピン製剤(ゴナピュール、hMGフェリング、フォリスチムなど)
卵巣に直接作用するタイプの注射薬です。そのため量や回数によっては非常に強力で、多胎や卵巣過剰刺激症候群にもなりやすくなります。
⚫︎hCG製剤(ゴナトロピン、フェルチノームなど)
上記の卵子を育てる薬ではなく、排卵を促す注射です。hCGを投与すると約36-38時間後に排卵します。
⚫︎GnRHアゴニスト製剤(ブセレキュア、ナサニールなど)
脳の下垂体に作用し、間接的に排卵を促す点鼻薬です。hCGと同様の使い方をします。長期間使用すると、逆に排卵を抑える作用があり、体外受精時に排卵を抑えるために使用することもあります。
⚫︎GnRHアンタゴニスト製剤(セトロタイドなど)
脳の下垂体の機能を一時的に抑える注射です。体外受精時に排卵を抑えるために使用します。
一般的にはこのあたりがよく使用されますね。
お薬の飲み方の例としては⬇︎
クロミッドの場合、通常は月経周期の2-5日目から1日1錠ずつ3~5日間飲むという方法から始めます。
1錠でうまく排卵しない場合は1日2錠ずつ5日間へと増量します。
これで排卵するならその後の周期にも同じ量を服用して妊娠率を上げていきます。
内服薬でなかなか効果が出ない場合はお注射へステップアップします。
お注射の方が効果は高いです。そして自費診療となりますのでお値段も高いです。。。
(※内服薬も一部種類や周期によって保険適用外になるものもあります。)
排卵誘発のお注射は一本で数千円〜数万円まであります。
もちろん効果や単位高いものが高額になります。
私の記憶ではクリニックごとで違うのであくまで参考までにですが、
セトロタイド0.25mg一本で大体8000円弱くらいでした。
自己注射(持ち帰って自分で自宅で注射をする)の場合は初回に限り自己注射指導料とゆうものも医療機関は患者様に請求することができるので
プラスで数千円加算されます。
わたしは新人時代、悲鳴をあげていました。
な、なんじゃこりゃあ〜ですよねヽ( ̄д ̄;)ノ
もちろんいずれにしてもお薬ですので副作用があります。
種類にもよるのですがよくあるのが
頭痛、めまい、お腹の張り、吐き気、おりもの増加、顔面紅潮感、霧視、尿量増加、体重増加
あと稀ですが1番気をつけていただきたいのが
卵巣過剰刺激症候群(OHSS)ですね。
卵巣過刺激症候群(OHSS)は、多数の卵胞形成によって卵巣が腫れることによる腹痛と、
それに随伴して出現する腹水による腹部圧迫感を主症状とします。
医師も1番注意している事なので詳しい事や気になる症状がでたらすぐに相談しましょう!
あと、排卵誘発剤を使っていると多胎妊娠のリスクも上がります。
双子を希望している方もいらっしゃるんですが、
実際に数人いらっしゃったんですが、排卵誘発剤や凍結胚移植で3つ子を妊娠された方がいました。
双子ならまだしもさすがに3つ子となると話は変わってきますよね。
こうなると母体にも負担がかなり大きいので命の選別をお伺いさせていただきます。
しかしやはり待望の赤ちゃんなので命の選別を行う事になかなか踏み切れないとゆうのが現実です。
もちろんパートナーやご両親と協力して3つ子ちゃんと賑やかに暮らしているという方もいましたが
3つ子ちゃんを諦め、双子ちゃんをご出産された患者様はあの時命の選別をしなかったら今頃わたしは過労死していたとおっしゃっている方もいます。
妊活や不妊治療をしていると、頑張りすぎて
妊娠してもそれがゴールではなくスタートだとゆう事を忘れてしまう事がよくあるようで
あの時とても悲しくて今でも鮮明に覚えていて忘れることはできないけれど
あの子のおかげで今がある。あの子の分も双子ちゃんを幸せにしてあげるとお手紙を頂き感動しました。
なので、いざとゆう時はパートナーと冷静になってしっかりと話し合って決断をして頂くこともあると言うことも頭の片隅にいれておいてください。
ここからは全く別の話になるんですが、
お問い合わせでよく双子がいいからクリニックに行きたいと電話をしてくる方も多数いました。
気持ちはわからなくはないですが、
そういった苦渋の決断をされた患者様をみてきているから私からするととても軽はずみな発言だし
正直言って、軽蔑します。
産み分けとかも私は反対派です。
そもそも産み分けゼリーなんて医学的根拠はないですし
双子がいい3つ子がいい女の子がいい男の子がいい
思うのは勝手だしみんな思うことだけど
いざそれを人の手で操作すると言うのはなんだか
神の領域に手を出しているような感じがしてあまり良くは思えません。(※私は無宗派、無宗教です(笑))
そもそも高望みし過ぎです。傲慢です。
わたしは赤ちゃんを授かり、出産するってゆうのは
とても神秘的で神聖な事だと思っているので(※何度も言いますが私は無宗派、無宗教です)
そう言った不妊でもないのに双子希望や産み分け希望者にはすごく塩対応でした(笑)
まあ、賛否両論あると思いますが(^^)
なんだかごちゃごちゃした記事になっちゃいましたね(笑)
読者登録、スターありがとうございます(^^)
励みになります!!!!
では今回はこれでおしまいです!
雑談〜不妊外来あるある〜
こんにちわ!今日は不妊治療クリニックあるある?
をお話しさせてもらいますね!
雑談なので興味ない人は飛ばしちゃってください(笑)
前回の記事で書いた事と連動するんですが、
男性不妊外来も行なっていたので男性からのお問い合わせもよく頂きました。
妻に検査を受けてみろと言われて…予約したいのですが
妊娠希望なんですが、性交渉がうまくいかなくて診察してもらいたいのですが
妻と不妊外来の初診にいってもいいですか?
など色々なお問い合わせに対応してきました。
そんな中よくあるお問い合わせなんですが、
お電話にでるとずーっと無言なんです。。。
ひたすら無言なんです。
私『もしもし?いかがなさいましたか?』
「……あの……き、ききたいんですけど」
(心の声:お、しゃべった)
私『はい、どうぞ。お伺いさせて頂きます。』
「せっ…せ…精液検査受けたいんですけどどうしたらいいですか?」
私『はい、ご希望の方はご予約制となっていますのでご予約を取らせていただきます。ご希望のお日にちはございますか?』
「はぁ…あの、どうやって検査をするんですか?」
私『どうやって?どうやってと言いますとご希望の精液検査によって検査内容も異なりますのでお答えが難しいのですが、精液中の精子を数えたry…
「ちがうんです!!!はぁ…何処でどうやってどこに精液を出すんですか?」
私『、、、、、はい?ご自宅での採精をご希望でしたら検査当日にご持参して頂いても結構ですし、当院で採精室がございますのでそちらでマスターベーションしていただいて専用のカップに射精して頂きます。』
「はあ…はあ…もう一度いいですか?」
ツー、、ツーー、、、
とこんな感じの人が多数もしくは何度も電話してきます(笑)
他のクリニックのスタッフからもよく聞く話なので
あるあるなのかなと(笑)
こっちは忙しい中、そうゆう趣味でいたずら電話しないでほしいですよね!まったく。
1日に何人も精液検査の問い合わせがあるので
もう録音のようにペラペラと話しているので
相手の様子がおかしい事に気づくのがかなり遅くなってほんと時間の無駄…
いたずら電話ほんとやめましょうね!
そんな一人遊びの相手してるほどヒマじゃないです←
きちんとお金を払ってそうゆう専門の所へ電話してください。(笑)
新人時代はスーパーピュアだったので
わけもわからず小さい脳みそから必死に言葉を選びながら糞真面目に10分以上も相手してしまい
最終的に私が困りながら電話対応しているのに気づいた院長がブチ切れてくれたことがありました(笑)
いま思い出してもほんとくだらないなって笑っちゃいます(笑)
そんな不妊外来あるあるでした(笑)
お付き合い頂きありがとうございました!
さて、お洗濯干さなくてわ!
男性不妊・精液検査
こんばんわ。4月にはいったというのにお天気も難しいし寒い日が続いてお洗濯が大変ですね(;_;)
きょうは男性不妊の検査についてお話しますね!
不妊症の原因って主に女性だと思われがちですが
これは全くをもって偏見です。
実際は女性と男性半々なんです。
わたしが実際にお会いした患者様のなかにもよくいらっしゃったんですが
俺はぜったい大丈夫だから検査したくない
前の彼女は1度出来たから問題ない←違う意味で問題
とかまあ基本男性って謎に自信とプライドがありすぎるんですよね…
そんな人に限って検査を行うと無精子でした。精子無力症でした。奇形精子ばかりでした。と診断を受け絶大なショックを受けるなんてこともしばしば…
なので、まずは女性がある程度知識を頭に入れて
どういった内容か?どうするのか?
費用はどれくらいなのか?
どれだけ大切な検査なのか?
この程度でいいと思いますのでパートナーに伝えて少しでも抵抗をなくしながらお互いに治療について向かい合ってみましょう!
ではまず精液検査についてご説明します。
精液検査には基本2種類の検査があります。
一般的な精液検査が通称カウントと呼ばれるその名の通り精液中の精子の数を数える検査です。
この検査でなにがわかるのかというと
⚫︎精子数
⚫︎奇形率
⚫︎精液量
⚫︎運動率
です。どれも悪いと不妊原因のひとつになってしまいます。
検査方法は
禁欲期間は大体2〜7日程度にしましょう。
自宅で採精して病院へ持参する場合は専用のカップがあるはずなので必ず相談しましょう!
オススメは院内採精です。直接来院して当日院内で採取が出来ます。なにがオススメかといいますと
採精した精子の移動が少ないのでより正確な結果を出す事が出来るからです。
モチロンご多用な患者様の負担や慣れないリラックス出来ない場所での採精の大変さを考えると自宅採精がいいのですが、
精子は非常にデリケートです。
暑いのも寒いのも強い振動も苦手なわがままくんです!
持ち運びの際は振り回したりしないで丁重に!外気に触れないようにタオルなどを容器の外側に巻いて輪ゴムで止めてください!
多少ですが振動の伝わりもマシになるかと!
スタッフに預けたら大体1時間もしないうちに培養士が検査をしてくれて結果がでます!
この結果が今後の治療方針を決める大切な検査です。
異常がなければ自然妊娠が一番の理想なので治療を継続。それでもなかなか妊娠が望めないようであればアクロビーズテストへ
もし数が少なければサプリメント服用や人工授精へ
もし一匹もいない、奇形率が高い、数は居るが非常に運動率が悪い場合は再検査・男性不妊外来の受診・アクロビーズテストへ
加えて、性交渉やマスターベーションで射精に至ることが難しい方も多数いらっしゃいます。その方も男性不妊外来(泌尿器科)への受診を勧めています。
このような検査が一般的な精液検査です。
不妊治療にはもうひとつもっともっと大切な精液検査があります。
それはアクロビーズテストと呼ばれる検査です。
こちらは名前にビーズとついていて
ざっくりとわかりやすく説明しますと
卵子に見立てた専用のビーズを精子と一緒に培養します。
すると精子は受精をするために卵子(ビーズ)に向かっていきます。その精子の動き(受精能力)を見る検査です。
カウントを行なって、結果が良好で精液中に精子もたくさんいたとしても肝心の受精能力がなくては意味がありません。
もしこのアクロビーズテストの結果が良くなかった場合は体外受精や顕微授精も視野に入れていく事になります。
なのでカウントより精密な検査でアクロビーズテストは非常に大切でより重要な検査となっています。
こちらのアクロビーズテストは基本的に自費診療なので費用が大体1万5000円〜2万円程度かかります。
高額だし、抵抗があると思いますがしっかりとパートナーに理解してもらって検査を受けてもらいましょう!
もしなかなか話ずらいなって方は一緒に受診して2人でお話を聞くのが良いと思います(^ω^)
わたしは在学中からずーっと毎日毎日患者様から大量の採精カップの受け取りと確認作業、採精室への案内をしていて
はじめこそ当時は若くてギャル系だったので男性の患者様は特に気にされていましたが
モチロン良くも悪くも特にそういった検査では女性スタッフはみんな業務的に淡々としています。
なのではじめは気になるのは仕方ないですが、
逆に気にしている方が恥ずかしくなるくらい淡々としているのでご安心下さい(笑)
あと、採精室ですが個室になっていて中には
むふふビデオとレコーダー、採精カップ、ティッシュが用意されていますので
わざわざお気に入りを持参する必要もパートナーと同室する必要もありません(笑)←過去にいらしたそうな…
精液検査についてはこれくらいですかね?
なかなかボリューミーな記事が書けたかな?
ではまた次回もお付き合い頂けましたら幸いです!
コメントなども頂けたら励みになります(^^)
受診前の準備〜午前中に受診〜
こんにちわ。新元号"令和"が発表されましたね。
まだまだ馴染みはないですがこれからまた新たな時代が始まるとゆうのは
どこかワクワクして胸が踊りますね!
きょうは
4,午前中に受診 についてお話しますね。
なぜ、午前中に受診するのが良いか?
まず前回お話したフーナーテストとゆう不妊症検査を受ける事ができます。
記事にかいた通りは受診前夜もしくは可能な限りは当日の朝に性交渉をもって行う検査なので
午後だと性交渉から時間が経過しすぎて正確なデータがとれません。
あと、ホルモン値を調べる血液検査も午前中しか基本的に受け付けてくれないところが多いと思います。
何故なら採取した血液の検体は大きな総合病院とかだと院内で検査出来るかもしれませんが
小規模なクリニックだと、血清さん(血液検査の専門機関)に検査を依頼します。
その血清さんが検体を取りに来てくれるのがお昼過ぎに一回なのでウチのクリニックでは午前中限定の検査にしていました。
正確なデータを取るためにもきっちりとしておかないといけませんからね!
これは、あくまでわたしの個人的な意見なのですが
不妊治療クリニックはめちゃくちゃ待ち時間が長いです。やばいくらい長いです。
朝一きてもご帰宅はお昼とか全然あります!
怒って帰る人もいたし、お子様のお迎えがあるって帰る人もいたし、お仕事間に合わないって帰る人もいたし
それくらい長いです。
でもそれは患者様ひとりひとりお身体の調子も違うし、環境や、スケジュールがあって
先生、看護師、培養士、受付
みんなで患者様と話し合って患者様ひとりひとりにあった治療プランやスケジュールを立てていってるので
どうしても1人1人の対応に時間がかかってしまうんですね。ましてや体外受精をご希望の方は金額もかなり高額なのでとても慎重になります。
でも、それでも朝一は先生もスタッフも朝礼を済ませて気合いをいれてスタートしているので
やる気満々だから回転率はめちゃくちゃ早いです!
先生が風のように複数ある診察室を駆け回り
カルテの回転が早すぎて入社当時は大変でした(笑)
逆に夜診はスタッフみんな朝バタバタと動きまくり
お昼ご飯・お茶をして眠気がピークに達して
そこからの夜診なのでぶっちゃけかなり身体が重いです(笑)
わたしは事務室で事務作業中にPCと向き合いながら口ポカンで寝てしまっていた時もありました←
そんな感じなので回転率はあまりよくありません。
なので、ご来院されてる患者様の人数のわりに待ち時間が長いって事よくありました(笑)
※あくまでわたしの個人的な意見です。
後半は医療機関あるあるかもしれませんが
そんな感じなので、はじめての受診は午前中のみ受付ている検査が多いので朝イチをオススメします!
このブログを読んでくれているみなさまが
自分に合った良いクリニックをみつけて
はやくお子様を授かれるよう願っております。
では!今回はこれくらいで!
受診前の準備〜フーナーテスト・子宮卵管造影〜
こんにちわ!プレミアムフライデーですね!
だからといってなんら変わりない1日ですが(笑)
今回は受診前の準備
3,排卵日前後に受診前の朝もしくは前夜に性交渉をもつ
について解説いたしますので最後までお付き合いお願い致します(^^)
どうしてわざわざ性交渉をもってから初診に行くのが良いのか?
それはフーナーテストと言われる
前々回お話した不妊検査のホルモン採血よりも最初に行うことの出来る1番最初の不妊検査を受ける事ができるのです!
フーナーテスト(性交後試験、ヒューナーテストともいいます)とは、
排卵が近い妊娠の可能性の高い時期に、性交渉をもっていただき
診察時に女性の子宮頸管粘液を採取し、400倍視野で運動精子がどのくらい観察できるかをみる簡単な検査です。
1視野あたり、運動精子10匹以上観察できたら良好と判断。
わたし的に簡単に言うと卵管内に元気な精子がどれだけいるかを見る検査ですね!
もし元気な精子が少なかったり、精子が1匹もいない時はパートナー様に原因がある可能性が出てきますので詳しく状態を調べる為精液検査を行う必要があります。
(※こちらの精液検査も2種類あります。また後日お話しますね(^^))
精子の数や運動率が悪くなければこのままタイミング療法で自然妊娠できる可能性があります。
もしそれでも妊娠成立しなかった場合女性に原因がある可能性がありますので、前回お話したホルモン採血を行い
検査結果に異常がなければ次は子宮卵管造影検査に進むと言う流れが一般的かと思います。
こちらの卵管造影検査についてですが
子宮卵管造影検査(通称HSG)は造影剤を用いて子宮内腔の状態と卵管の通過性を調べる検査です。
これは卵管が詰まっていないか、子宮の内側の状態(子宮奇形など)を調べる専用のお薬を注入してレントゲン撮影をする検査です。
検査自体は担当医の方によりますが大体10〜15分程度で終わるかと思います。
ちなみにこの検査、結構痛いらしいです(´-`).。oO
ウチの院長はすごく上手らしく早いし全然痛くないそうですが(患者様と検査済みのスタッフ談)
でも、すこし痛い分少し恩恵もあります!
造影剤と呼ばれるお薬を卵管内に注入して撮影するので
軽度の卵管の詰まりだったら取り除けるし
お薬を注入することによって卵管の通りが良くなり半年間くらい妊娠しやすくなるのです!
もしなにかポリープや子宮内に癒着など異常がみられたらそれが原因かもしれないので対処していくといった感じですね。
少し痛みを我慢しなくてはいけませんが
これもとっても大切な検査です。頑張って受けてみて下さい(^ω^)
ちなみにこの子宮卵管造影検査にはいくつか注意事項がありまして
わたしが1番口酸っぱく患者様にお伝えしていたのが
月経中や出血のある時は行えません(微量でも不可)
月経1日目から検査後最短3日後までは性交渉禁止
これは妊娠の可能性があると、この検査では造影剤つまりお薬を卵管内に注入するので
もし妊娠していたとして胎児に何らかの問題が起きてはいけないからです。
これを踏まえて検査に挑みましょうね!
フーナーテストをメインにしようと思っていたのに
卵管造影の話のがボリューミーになりましたね(笑)
まだまだ説明不足な感じがありますが
今回はこのあたりで(^ω^)