赤ちゃんをお迎えしたいひとへ

元不妊治療クリニックで勤務していました。

不妊治療クリニック受診前の準備〜基礎体温〜

 

前回記事でお伝えした、

これから不妊治療をお考えの方への受診前の準備
について解説していきますね。

 

まず

1,基礎体温をつけて頂く


これはもうお子様希望の方たちには今後頑張って頂く1番大切なことですね。

基礎体温とは毎日朝一番(可能な限り同時刻)に専用の基礎体温計で舌で体温を測るとゆう作業です。

 

 

基礎体温計に関しましてはお近くのドラッグストアでご購入頂けます。(最近では手書きで表を記入できる基礎体温表も売っています)

 


どうして毎日、それも同じ時間でなくてはいけないか

それは排卵周期をきちんと把握して頂くためです。

 

時間がバラバラだと体を動かしたり飲食をしたりして身体のコンディションが変わるので正確なデータとは言えません。

 


そして意外と知られていないのが、毎月きちんと生理が来ているのに無排卵の方がいるとゆうことです。


排卵とは排卵つまり赤ちゃんのもとが排出されておらず性交渉をもっても妊娠に至らないとゆうことです。

 

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こちらは分かりやすい一般的な基礎体温のデータです。

見てわかるように台形のような上下の波がありますね


不妊治療時は月経スタートを1日目と考えますので
もちろん個人差はありますが大体12〜14日目に基礎体温がぐっと下がる時期があります。


これがいわゆる排卵日です。

 

排卵日に性交渉を持つよりも、排卵日1.2日前に性交渉を持つ方が妊娠率は高いです。精子卵子に届き受精まで時間がかかるからです

 


しかし一方で無排卵の方はこの波がなく、グラフがほぼ平行になっています。↓

 

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それと体温がガタガタの方もいます。↓

 

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私たちは患者様から受診の際は毎回基礎体温表をお預かりして確認させて頂いていました。

 


このように排卵周期が目に見えてすぐ把握出来るからです。

 

 

もちろん私たち医療従事者の把握も大切ですが
なにより1番は患者様ご自身で把握して頂けるので
毎日お仕事や家事などでご多忙な中で面倒だと思いますが非常に大切な作業です。

 


かと言って基礎体温を測らなくちゃ!


って神経質になりすぎて返って基礎体温を付ける事にストレスが溜まってしまう方もいらっしゃいました。


とてもデリケートな環境や心境だと医療従事者はみんな理解していますので
くれぐれも無理はしないでくださいね(^^)

 


なかには口うるさく指示をするクリニックもあるかと思います
そんな時はご自身にあったクリニックをもう一度探してみるのも大切だとわたしは思います。

 


ぶっちゃけると、婦人科や不妊治療のクリニックは本当に当たり外れがあります(笑)

 


長いお付き合いになる方もいると思いますので
クリニック選びは妥協しない事をオススメします

 

 

まだクリニックへは行かないで頑張ってみようって

お考えの方はまずは基礎体温をつけてみるところから始めてみてください(^ω^)

 

 

イマイチ排卵しているかわからないなって人は最近排卵チェッカー(通称LH)もドラッグストアで購入出来ますので

 

1度是非使ってみてください!

 

 

 

次回は受診前の準備その2をご説明しますね!